セックスとお金と愛

 

あなたにとってセックスとは?

 

あなたにとってお金とは?

 

あなたにとって愛とは?

 

そう問われた時に何と答えるだろうか?

 

私はこう答えよう

 

"私の世界を狂わせた見えない悪魔"

 

あ このバック可愛いな〜

 

男の家のベッドの上でケータイをスクロール

しながらサイトを見つめる私

 

今日も抱かれてくるか

 

いつのまにかセックスをすることが

目的ではなく

 

私の中でセックスが1つの手段に変わっていた

 

何も感じない

 

感じたくても感じられない

 

寂しさも悲しさも虚しさも儚さも苦しさも

 

私の中から消えてしまっていた

 

手元に握った1万円の束

 

変わらない日々の繰り返し

 

自分を嫌いになることもなくなった

 

いつのまにか日常生活の一部になっていた

 

楽しくなんかない

 

気持ちよくなんかない

 

"愛してる"

 

私の世界一嫌いな言葉

 

そんな言葉を囁きながら私の全てで

満たされようとする男達

 

くだらない

 

昔の私に戻ってしまったのだ。

 

あんだけ楽しかったセックスも

誰としても何も変わらない

 何も面白くない

 

日常会話の一部分でしかない

 

何も満たされない

 

私は何を求めているのだろう

 

あれだけ欲しかったはずのバックを

目の前にして思う

 

私が欲しかったのはこんなものじゃない

 

大好きな人からの"幸せになれよ"

 

その全てで私は変わってしまった

 

あんなに残酷なことはあるのだろうか

 

 

昔の大嫌いだった自分に再開したのだ

 

誰かのことを愛したことなど

なかった私が人を愛し失った

 

私の世界に色はもうない

 

包丁で胸を刺されたはずなのに

なぜ私は生きているのだろう

 

何のために

 

愛した人と幸せになれない

世界に生きる意味を問う日々

 

そしてまた私はあの日の私に戻った

 

セックスをして

 

お金をもらって

 

そんな毎日になんの意味があるのだろう

 

自分に失望してそして期待する